Accessの場合、データを保存する場所であるテーブルを作る必要があります。ここがExcel(エクセル)との大きな違いです。
エクセルなどの表計算ソフトは、データの保存場所と表示場所が同じ「セル」なので、初心者でも直感的に理解できます。しかしAccessなどのデータベースソフトはテーブルを作らないと何もできません。
特にエクセルを経験したことのある人は、このテーブルを作るという段階で戸惑います。エクセルには無い考え方ですので、きっと面倒に感じることでしょう。
でもデータベースではテーブルを作る作業(設計)はとても重要です。と言っても作るのは簡単です。理論よりも、まずはテーブル作成がとういうものか体験してみることにしましょう。
注:これから先は英数字は半角、その他は全角で入力するように習慣を付けてください。
1.マイクロソフトのAccessを起動して新しいデータベースを作成します。「空のデータベース」を選択して、「OK」をクリックします。
2.好きな名前を付けて「作成」をクリックします。
3.画面が開きますので、オブジェクトの「テーブル」を選択し、「新規作成」をクリックします。
4.「デザインビュー」を選択し、「OK」をクリックします。
5.フィールド名とデータ型を図のように指定します。
6.1行を選択し、ツールバーから「主キー」をクリックします。
7.ツールバーから「保存」ボタンをクリックし、名前を付けて保存します。
———————————————————————-
これでテーブル(データの保存場所)ができました。
テーブルを作るだけなら簡単な作業です。どう作るかという設計は難しいのですが、何度も作るうちに解ってきます。
今の段階で理論を覚える必要はないのですが、簡単にテーブルの説明をしておきます。わからなくても大丈夫です。体験していくうちに直感的にわかるようになりますから。
【簡単な解説】
・データ型に「オートナンバー」を指定したことで、新規レコード(行)を作成する度にAccessが自動で連番をふってくれます。
・商品コードに「主キー」を設定したことで、同じ番号は入力できなくなります。また主キーはその行がユニーク(他に同じものがない)ということであり、テーブル同士を結びつけるときに重要になります。
>文書作成代行/データ入力代行サービス
>ワード・エクセル・マクロVBA・パワーポイント・アクセス企業パソコン研修
>出張パソコン教室ITスクール
>パソコンの家庭教師BEST
レコードセットの種類を変更することで、データを変更できないクエリにすることができます。
▼操作手順:クエリでデータ変更されないようにする
クエリをデザインビューで開く
↓
画面上部の[フィールド]以外のグレーの部分をクリック
↓
メニュー[表示]-[プロパティ]をクリック
↓
[クエリプロパティ]-[レコードセット]を「スナップショット」に変更
↓
クエリの保存
レコードセットは取得したデータの集まりで、既定では追加・変更・削除が可能な「ダイナセット」になっています。これを変更不可の「スナップショット」にすることで、データの変更をできなくすることができるわけです。
Excelのワークシート関数:ROUNDは四捨五入をする関数ですが、AccessのRound関数は丸めを行う関数であって四捨五入をする関数ではありません。
Round関数が四捨五入だと思っていた方は、とりあえずサンプルファイルの「Q_Round関数」クエリをご覧ください。
「1.5」「3.5」は、それぞれ「2」「4」に丸められていますが、
「2.5」は「3」ではなく「2」に丸められています。
これがAccessのRound関数の仕様なのです。
我々が一般的にイメージする四捨五入(4以下を切り捨て、5以上を切り上げ)は「算術型丸め処理」と呼ばれるのに対し、AccessのRound関数の仕様は「通貨型丸め処理」「銀行型丸め処理」と呼ばれ、「丸めた結果が偶数になるように丸められます。
なお、Access 2003などのRound関数のヘルプには、「小数点以下の指定された桁以下を四捨五入した数値を返します。」なんて書かれてしまっているので、ヘルプを是非修正していただきたいと私は思っています。
▼操作手順:正の数値の小数点以下を四捨五入する演算フィールドをクエリで作成する
([元の数値]フィールドから、[四捨五入]フィールドを作成する例)
クエリをデザインビューで開く
↓
フィールド欄に、
「四捨五入: Int([元の数値]+0.5)」
と記述する
元の数値に、「0.5」を加算しておいてから、Int関数で小数点以下を切り捨て、整数部分だけにするわけです。こうすれば、小数点以下を四捨五入したのと同じ結果になります。
Accessでは、整数部分のみを取得するInt関数と、条件に応じて処理を切り替えるためにIIf関数を使って切り上げをすることができます。
▼操作手順:クエリで小数点以下を切り上げる演算フィールドを作成する
([元の数値]フィールドから、[切り上げ]フィールドを作成する例)
クエリをデザインビューで開く
↓
フィールド欄に、
「切り上げ: IIf(Int([元の数値])=[元の数値],[元の数値],Int([元の数値]+1))」
と記述する
主たる処理は、
「Int([元の数値]+1)」
の部分です。
元の数値からInt関数で整数部分のみを取得し、1を加算することでいわゆる「切り上げ」と同じ結果になるわけです。
ただ、このままだとどんなときにも1を加算する処理が行われてしまい、例えば「1.0」を切り上げしても「2」になってしまいます。
これを回避するために、IIf関数で切り分けています。
元の数値と、Int関数で処理したあとの値が等しければ、小数部分が0なので、1を加算する必要がなく、元の数値そのままで問題ありません。
このことを意味しているのが
「IIf(Int([元の数値])=[元の数値],[元の数値],」
の部分です。
上記の例では等号を使って条件判断をしていますが、下記のように不等号を使って条件判断を行い、IIf関数の第2引数と第3引数を等号を使ったときと逆に指定しても、勿論同じことです。
「切り上げ: IIf(Int([元の数値])<>[元の数値],Int([元の数値]+1),[元の数値])」
「Q_切り上げ_不等号で判定」クエリが、不等号を使って小数点以下を切り上げしている例です。
>文書作成代行/データ入力代行サービス
>ワード・エクセル・マクロVBA・パワーポイント・アクセス企業パソコン研修
>出張パソコン教室ITスクール
>パソコンの家庭教師BEST
マイクロソフト社のオフィスソフトが「Office 2007」となって、一番、戸惑うのが、いわゆる「ユーザーインターフェース」と呼ばれる、操作のために使われる「メニュー」などが、大幅に変更されたことです。
中でも、以前のバージョンで慣れ親しんで使ってきた「メニューバー」や「ツールバー」がなくなり、代わりに「Officeボタン」や「リボン」といった、見慣れないツールが一気に採用されたのは驚きでした。
◆ リボンを使用する – ヘルプと使い方(Microsoft Office Online)
http://office.microsoft.com/ja-jp/help/HA100898951041.aspx
もちろん、マイクロソフト社が膨大な開発費をかけて導入した新機能を盛り込んだ「Office 2007」ですから、良い点もいろいろあるはずです。
◆ 2007 Office system vs Office 2003 使い比べ十番勝負!!
http://www.microsoft.com/japan/office/2007/prodvalue/vs/
シンプルだし、場所も取らないし、そして慣れていたし...。
▼
正直、ここまで変える必要があるのか、分かりません。
そのため、しばらく使っていれば慣れると思って我慢していたのですが、私の場合、もう1年半が経つというのに、やはりこれまでのバージョンのほうが使いやすいし、同じ意見の方は少なくないと思っています。
そんな方に試していただきたいのが、「Dr. あでもく」さんが公開している「Office 2007 オールドスタイル メニュー アドイン」という名のフリーソフトで、「窓の杜」でも取り上げられたスグレモノです。
◆ Office 2007 のインターフェイスを使い慣れた旧バージョン
のスタイルに変更(窓の杜 NEWS 08/04/21)
インストールすると「メニュー」というタブが増え、その下に
懐かしい(?)各種メニューとツールバーが表示されます
◆ Dr. あでもくのページ
┃ http://members.at.infoseek.co.jp/dr_admk/
┗◇ Office 2007 オールドスタイル メニュー アドイン
http://members.at.infoseek.co.jp/dr_admk/o2007oldui/
とりあえず、私の持っている2台の Windows Vista 搭載パソコンには「Office 2007」もインストールされており、この「オールドスタイルメニュー アドイン」は2ヶ月以上使っていますが、入れたことによるトラブルもなく、便利に利用しています。
◆◇◆
問題があるとすれば「リボン」の使い方に慣れるのが遅れてしまうことかもしれませんが、何年もかかって従来の「ワード」や「エクセル」の使い方に慣れたのに…、という人にとっては、ありがたいツールです。
私は Windows Vista 上の「Office 2007」でしか検証していませんが、「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」できちんとアンインストールできることも確認済みです。
◆ インストール方法 | トラブルシューティング
http://members.at.infoseek.co.jp/dr_admk/o2007oldui/install.html
使い込んでくると「カスタマイズできない」など、ちょっと物足りなく感じる部分もありますが、完全無料でここまでよくできたツールを公開してくださっている「Dr. あでもく」さんには、ただ感謝するのみです。
もちろん、いつものように導入は「自己責任」が基本の「フリーソフト」なので、最終的にはご自身の責任と判断でご利用ください。

